【動画編集】テロップはセーフエリアに入れましょう【セーフマージン】

最近YouTubeにチャンネルを作り、動画を作っています。
何本か作ってみて分かったことがありますので、これから記事にしていきます。

今回は、テロップを入れる位置について書いていきます。

結論から言って、画面の下部タイトルセーフエリア内 が良いと思います。その意味と理由を解説します。

まずは失敗例

この動画を例にご説明します。

色々試す中で、画面上部にテロップを表示してみたものです。

テロップ表示例

これが結果的にはあまり良くなかったなと反省しました。
以下の理由からです。

反省点
  1. 上部だと、少し下にスクロールしただけで隠れてしまう
  2. 上端に寄せすぎたため、隠れてしまうことがある

理由1は、動画概要欄やコメントを見ようとしたとき。
理由2は、例えば以下のようなときに発生します。

iPhone の YouTube アプリ

iPhone の YouTube Studio アプリ

このような状況を回避するのがセーフマージンです。

セーフマージンとは

ざっくり説明すると以下のようなお約束です。

 動画を見る側の環境によっては画面の端の方は表示されないので、ある程度の余裕をもっておきましょう。

元々はテレビ放送の業界で厳密なルールがあって、時代と共に改定されています。

セーフマージンには次の2種類があります。

  1. タイトルセーフマージン
    「文字はこの枠に収めましょう」っていうお約束
  2. アクションセーフマージン
    「文字以外はこの枠に収めましょう」っていうお約束

個人で動画を作る分には、順守すべきルールではないけど、大体の目安ぐらいの話ですね。

セーフマージンを表示する

Adobe Premiere Pro では、次の方法で確認できます。

プログラムモニター上の画面を右クリックして「セーフマージン」のチェックをオン・オフすると、表示・非表示を切り替えることができます。

なお、右下にある「+(ボタンエディター)」を押して、セーフマージンボタンを追加しておくと、1クリックで切り替えできるので便利です。

セーフマージンの設定変更

以下の手順により、プロジェクト毎に大きさの変更が可能です。

セーフマージンの設定手順
  1. ファイル > プロジェクト設定 > 一般 でプロジェクト設定を開く
  2. アクションおよびタイトルセーフエリア欄に任意の値を入力する

初期値は、タイトルセーフエリアが20%、アクションセーフエリアが10%となっています。

セーフエリア?セーフマージン?

他にも色々な呼び方があるようです。

  • セーフマージン
  • セーフエリア
  • セーフゾーン
  • セーフティエリア
  • セーフティゾーン

など。
これらは、基本的には同じ意味で使われているようです。

個人的には、エリアというと枠の内側で、マージンというと枠の外側を指すような気がするのですが、Premiere Pro の設定画面ではエリアという項目で余白を指定していることから、どちらも同じ意味として使われているようです。

どうも釈然としないけど深く考えないことにします

まとめ

今回はテロップの表示場所について書いてみましたが、いかがだったでしょうか。

日々動画を制作しておりますので、制作過程で気づいたことや学んだことなどを、これからも記事にしていこうと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。